健康第一

2005年5月4日 TRPG
慢性リンパ性白血病
という病気がある。白血病というと可憐な白き肌の乙女がかかる病気で長野県辺りで療養生活を送り地元のやんちゃ坊主と淡くはかない恋が芽生える。そんなイメージがあるが実際はそうではない。
モトミヤにTRPGと舞台の大道具を教えてくれた大食漢で石原ヨシズミそっくりで巨人とゲームをこよなく愛する褐色のナイスガイ、コウハさんがこの病気と診断されたらしい。ずいぶん前の話だが・・・

白血病になったということはコウハさんは白き肌の乙女になってしまったのか?と不謹慎なことは考えず。大丈夫だろうか?もしかして不治の病で余命いくばくもないとかそういうことじゃないだろうか?と珍しく真剣に心配したのだが。ふたを開けてみれば『誤診』だったとのこと。親戚やご家族一同は『なんだとー』と大騒ぎだったようだが。人間健康が一番何事もなければそれが一番良い。やはり白血病は白き肌の乙女だけになって欲しいものである。
(そして、奇跡的に全快するのがもっとも望ましい)

そんなコウハさんと久しぶりにゲームをした。ルールはTRPG大饗宴のなかのセイギレンジャー。ゲーム自体は本格的RPGではないので終始ゲラゲラ笑いながらのゲームというよりはどんちゃん騒ぎである。ゲーマーとしてはもっと硬派に知識と知性でがっちりゲームに取り組みたかったが、その日モトミヤはゲームをやりたいというよりはコウハさんと遊びたかったのである。

『兄ちゃんとキャッチボールでもするか?』
弟のいる男性諸君はこんな言葉を一度や二度は口にしたことがあるだろう。とくに野球をやっているわけではない。ただヒマだからやっている。弟の面倒を見るためにやっている。ただ時間さえつぶれればいい。そんな気持ちではじめるのだが、以前やっていたときよりも弟の球が速くなっていたり、ボールが遠くまで届くようになっていたり。『こいつも大きくなったよなぁ』とうれしくなる瞬間がある。

日曜日のセッションは特に頭をつかったプレイというのはほとんどなかったが、普段ならGMに無視されてしまうような馬鹿なロールプレイににこにこ顔でリアクションをとるコウハさんとやり取りをしながらふとキャッチボールの感覚を思い出した。
できればいつまでも、病気なんかにならずに楽しくゲームを続けていきたいものである。六月のジメジメした陽気が迫る中。心の中は抜けるような青空のキモチだった健康第一!

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