不純異性交遊を禁ず。

よく校則に書いてあるが、どっからが不純でどこまでが純粋なのか?線引きは曖昧である。

チュウしちゃったらダメなのか?チュウはラブの表現方法の入り口だからまだOKで、ラブが止まらないパトスを呼び起こしブラまでいっちゃったらNGなのか。ブラはまだラブの範疇で、ブラを取ったらレッドカードなのか?乳首が見えなきゃイエローなのか?校則違反をしないと心に誓っている正しい十代の心はチジに乱れてしまうんである。

囲む会の面々は一応硬派なゲーマーを気取っている
硬派なゲーマー気取りっていうのがどういうものかというと、巨大な悪にありったけの愛ではなく誇りと勇気を振り絞って立ち向かい見事コレを駆逐したり。トラップがわんさか仕掛けてあるダンジョンを知識と知恵を持って命がけで突破したり。ダイスの振り合いになればサイコロの目が3か4か?で生死をさまよう。そういうスリルのあるゲームを主にプレイする、言ってみればそこそこの知識がある玄人気取りのゲームを好むものだとモトミヤは思う。

それはそれで非常に楽しい。クトゥルフやガープス、トーグといった長い年月を掛けて磨きぬかれたRPGをそれまで蓄えてきた知識と経験で遊ぶのはヘビーゲーマの特権である。そんな彼らが。
『ザコはあくまでザコです。殺すと言えば簡単に殺せます』とか
『PCは強大な力をもった人々です。大事なのはダイスの目でなくてダイスの数です』挙句は
『始まる前にハンドアウトを配りますそこには今回のあなたの目的が書かれています』
というユーザーフレンドリーなゲームを『ぬるいっ!』『甘いっ!』と言ってしまう気持ちも判るが囲む会の面々はそんな甘いFEARゲーも好きだったりする。要するにダイスが振れればナンデモいいというトリガーハッピーならぬダイスジャンキーたちである。

そんなダイスジャンキーの彼らでも、やらなかった事がある。ビーストバインドNTやらダブルクロスを持っている諸君は『サンプルキャラクター』達を見ていただきたい。魔法少女とか宇宙刑事とか格闘ゲームのエロねーちゃんとか一目見ただけで何をパロディしているか丸分かりのキャラたちが目白押しである。
『こういうのも作れるんですよ。っていうかこういうので遊びたいだろ?』
というデザイナーの声が聞こえてくるわけだが、硬派ゲーマー(気取り)である我らは『そこは超えてはいけない一線だ』と思っていた。俺達はゲーマーなのだ、俺達がやりたいのはあくまでゲームであってジャパニメーションとかカクトウゲームとか特撮番組の二次生産ではないっそういうものは好きだが、そういうものになりたいと言う願望はないっ!断じてないっ!!・・・はずであった。

その日囲む会のセッションはいつもと少し違う感じで始まった、使用ゲームはビーストバインドNTである

『俺ね、昨日思いついちゃったんだけどエトランゼ+ビーストでガンプラに絆を結んでる緑色の小型宇宙人をやってみようかな?』唐突に沈黙を破ったのはモトミヤであった。
なにを隠そう『我輩ガンダムが大好きなんであります!』心の叫びである。

『ならばオレはフルメタル+エトランゼで身長129.3Cm体重129.3Kgのロボットをやりますよ。オープニングシーンはノブタ君の部屋の机がガラッとひとりでに開くトコロからですね・・・』オスギさんが不適に笑う。

『じゃぁボクはイモータル+イレギュラーでイギリスはロンドン出身の少年をやりますよ。口癖は貧弱!貧弱ゥ!』今回はスタンドは諦めたらしいハルナ君が目を輝かせる。

『だったらワタシは、フルメタル、アーティファクトで信じがたいほど高性能なバイクにまたがったライダーを作るかな、あ右手が6種類に変化するよ。しかも拳法の達人ね』1号でも2号でもなくスーパーを選択してくる辺りはアマギ君らしいといえる。

『クククク、フフフフフ、ハーッハッハッハー』
くーにゃん改めなかじま兄さんである。恐ろしいのでほったらかしておく事にする。

とまぁ、こんなカンジで雑談が展開し。サクライ代表の『はーいお遊びはここまでー。んじゃぁ、はじめっかー』の号令と共にセッション開始となるのが囲む会の流れなのだが、この日代表は仕事の都合でお休み。そしてFEARゲーといえば彼!とまで言われるクロス君も今回はお休みである。サークルの常識担当アマギ君も今回ばかりは悪乗りにどっぷりはまっているようである。人員の都合でGM担当になったモトミヤは
『まさか、さっき言ってたようなキャラは作らないだろうなー?』
と思っていたが、既に会場は悪乗りの渦である。ノリに乗っているっていうのはこういう状態なのだ。一度クールダウンが必要だなと思い『んでは、10分休憩入れた後キャラメイク入るよー』と少しばかりの時間稼ぎを試みた。

『ココで止めるか続けるか?選べ!!』気分はハマーン・カーンである。数十分後キャラは完成した。結局アマギ君は前回つくったセレスチャルの女子高生。ハルナ君は『アスタロト大公爵』を名乗る大富豪のイモータル。オスギさんはライブハウス勤務なのになぜか魔法の剣を持っているいう音楽好きのにーちゃんを作成した。この三人は一線を超えずに踏みとどまったようだが・・・

『オレは遥か銀河の向こうからやってきた、宇宙人。穏やかな心を持ちながら怒りによって目覚めた正義の宇宙戦士。その名も宇宙刑事ギャリバン!!!必殺技は高周波ハリセンZEROを使用し相手に空前絶後の突っ込みを叩き込むギャリバンファイナル!!俺の目が黒いうちは好き勝手にはさせないぞ。喰う魔一族!!!』

・・・その時なかじま兄さんがくぐった門を人は修羅の門と呼んだ

次回予告
そんなこんなで超えてはいけない?一線を軽々と超えてしまったなかじま兄さん。彼の怪進撃が今幕を開ける?

次回TRPG活動記録
思い出せ!守るべき人を!戦士の誇りを!取り戻しそして叫ぶのだ

『集約!!宇宙刑事ギャリバン!!』
お楽しみに?

【せーんでん♪】*2/6付けですが書いているのは2/14です
今日が何の日か知ってるか?
男は、眼下に広がる板橋区の夜景を見ながらそう呟いた
北側の壁のオードリーヘップバーンがいつもと変わらぬ笑顔のままこう答える。
『あなたの誕生日は半年以上先じゃないの?』
男はタバコの煙をくゆらしながらめんどくさそうに答える
『聖ヴァレンタインデーさ、この日はオンナノコがチョコを思い人に送ったりしても良い日だって事になっている、アメリカではそういう習慣は無いのかもしれないが・・・そして、コレもあまり知られていない事だがコンベンションアンバサダーズの小冊子やHPで掲載する絵を描くという大役に立候補しても良い日っていうことにもなっているんだ、キミっ!そうだそこのキミだ!チョコはもう諦めたから上のHomeから掲示板に行くんだそして書いてくれっ!しょうがないからオレ(アタシ)がやってやるよってな!おれはまってるぜ!』

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