代表ついに動く！

コンベンションに通うのがサークルの流行となった
『サクライさんを囲む会』
の面々それぞれいろいろなサークルへ行き、今まで見たことの無いスタイル。発想など大いに刺激を受けている模様。
ただ、ひとつ残念なことがある。コンベンションは『一期一会』なのだ下手をすると昨日力をあわせて戦ったアイツとは二度と会うことは無い。ゲームの中ならかっこいいかもしれないが現実では悲しいことだ。メルアドを交換したりしてもやはりあっていなければ疎遠になってしまうものだ。どうしたらいいのか？ここで代表が動いた

『おートイレ行ってくる』

ダメだ、あんたに期待した俺らが馬鹿だった。こうなれば是が非でも我々でなにか解決策を…

『俺らでやりゃぁいいんじゃねぇの？コンベンション。
常連さんとかがつけば自然と仲良くなれるし、初心者の人たちの対応とかを考えられれば一番理想的な状態になると思うよ？』
トイレから戻るなり何とはなしにそういうサクライ代表。
『出来るのか？』代表に視線を投げかけるメンバー達
『出来るか？じゃない！やるんだ！！』
どうしたんだ？最近やけにかっこよくないか？代表？
かれはそのまま言葉を続ける。

『意外と簡単だよ。ただやるのは、うまくやるのは難しいけどな。場所とって告知して道案内して会場でなんかトラブル起きたら対応できるだけの準備があればヤルこと事態はそんなに難しいことじゃない、じゃぁ、やってみるか？』

おーという歓声が会議室にこだまする、すばらしい一体感が湧き上がるみんなこの会議室にゲームをしにきたことすらすっかり忘れている（コレを本末転倒というのじゃないだろうか？）

歓声の中を我らがサクライ代表が歩いてくる、そして彼は私のそばに来ると力強くこう言った

『がんがれよ』
『おう、がんばろうぜ』
『いや、がんばるのは君、運営担当でしょう？ロールプレイング、役割を演じようぜ。俺は指示をだす、君は働く、みんな異論はないね？』

こうして、まんまとはめられたモトミヤなのであった